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実績 PERFORMANCE

内定実績動向

成功事例のご紹介

東京エグゼクティブ・サーチの成功事例(サクセス・スタディ)をご紹介します。

自動車・機械・重電

役 職
経理部門課長
年 齢
40代 男性
コミット
化学工業から先端ネットワーク部品を扱う製造業へ
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 化学工業  自動車部品製造業
役 職 経営戦略本部 副課長  経理部門 課長

前職におけるまでの経験

大学卒業後から主に財務・経理に携わり、難関である公認会計士試験短答式試験にも合格、さらに会計学専門修士(MBA)を取得するなど、知識を豊富に持っている候補者。知識だけでなく中小企業から上場企業での経験があり、財務では仕訳入力・開示・監査、税務調査対応・財務企画、人事総務では採用・社内規定策定・訴訟対応など多様な業務経験を有している。さらに原価計算システムの改良プロジェクト、共通会計システム導入プロジェクト、グループ組織再編プロジェクト等のリーダー経験があり、マネジメントスキルも備えた人材。

転職前の状況

大手化学企業でアルゼンチン支社の管理部門を任され、連結子会社化・内部統制構築・南米の中長期経営計画と財務戦略策定などを担当していたが、コロナの影響でリアルな国際ネットワークが寸断。それによって部門縮小を余儀なくされ、通常業務が難しくなっていた。日本への帰国も視野に入れ、業務が遂行できる企業への転職を検討していた。

当社からのアプローチ

クライアントは東証一部上場の歴史ある企業。もともと持っていた製品は精密な自動車部品だったが、近年では先端ネットワークの部品を扱うようになり、早くも業界を牽引するような成長を見せている。
だが先端ネットワーク部品を扱うようになってからグローバル拠点を展開しているものの、連結会計や英語を使った会計業務を担当できる人がいないことに悩んでいた。

会計知識があっても、流通小売業や金融業では原価計算ができない。クライアントの求める、メーカー出身者のスキルと語学力を持ち、連結会計に対応できるというニーズを持ち合わせる方は少数。加えて大手企業の海外出向者に限られているため、転職意向を持つ方は少ない傾向にあった。そのためクライアントは長期戦を想定。対象企業群の大きな吸収合併や、海外部門の閉鎖等の報道には気を配っていた。そんな中2020年初頭からのコロナの影響で、国内外のリアルなネットワークが分断された。一定スキルを持ち、これからも成長を続けたいと考える優秀な方々は、日本で現職より小さな企業でも業務を遂行し続けたいと考え始める傾向にあったため、クライアントは長期戦から短期戦に考えを切り替え、当社にご依頼いただいた。


当社がリサーチしたところ、求めるニーズを全て兼ね揃えた、コアとなる業務に携わりたいという意向を持った今回の候補者はクライアントにとっても得難い候補者であった。ただ、現実問題日本に帰国することも難しい状況であったため、この縁を切らさないためにも前例のない最終面談までビデオ面談という形式を提案。無事に入社が決定した。ただ、帰国は依然難しい状況であったため、入社を半年以上待って頂くようクライアントに調整を図りながら候補者にもコミュニケーションを取り、アトラクトの維持に努めた。


このような調整を行い半年、候補者は無事に前職のアルゼンチン支社の縮小のサポートを終え入社した。同社で経営企画部門と連携を取り、新しいグローバルな経理部門のビルドアップを任されている。
最終的な年収は、前職と同額の800万円であるものの、ポジションは副課長から課長へとキャリアアップできた。また、これまでの海外駐在経験やマネジメントスキルを活かして、経営企画部門との連携を取りながらグローバルな経理部門をビルドアップを期待されている。

電気電子・精密・半導体

役 職
経営・管理職
年 齢
50代男性
コミット
電子部品製造業から国内外で取引のある大手産業機械製造業へ
担当コンサルタント 渡邊 功
  前 職 転職先
業 種 電子部品製造業  産業機械組立製造業
役 職 事業統括部長兼営業部長  開発系執行役員

前職におけるまでの経験

ロボットの設計開発や開発設計装置の設計、搬送用ロボット事業の営業部長など3社でそれぞれのスキルを積み上げ、前職では営業部長と兼任で統括部長を経験。設計・開発・営業・事業統括と仕事の幅を広げてきた。特に前職の電子部品製造業での導体装置用ロボット設計開発では、約六十億事業の責任者として営業・開発をリードしながら、マーケティング・戦略・予算計画・開発実行、開発・品証、品質管理・製造の改善を行うクロスファンクショナルチームを立ち上げるなど、精力的に活躍。事業を統括しながら国内外の大手顧客を新規で開拓するなど、目覚ましい成績を収めていた。

転職前の状況

前職では約六十億の事業で統括部長・営業部長を兼任し、マーケティングから戦略策定、開発・製造・営業にいたるまで幅広く統括していた。
しかし、担当事業以外の業績悪化で会社の方針として部門の縮小・人員削減が決定。候補者には開発だけでなく、営業の管轄経験を生かした製品マーケティングにも挑戦したいという思いがあったが、この人員削減で叶わなくなったため、これまでの経験を活かせる企業への転職を検討した。

当社からのアプローチ

クライアントは日本国内はもちろん、アジア・欧米など海外市場の取り込みにも注力する、成長中の企業。コロナ禍にも関わらず、前年同期(2020年9月期時点)比較で増収増益という安定的な業績を上げながら自社開発製品を計画するなど、チャレンジングな姿勢を失わない企業特徴を持っていた。

同社は海外からの受託開発も行っていたものの、中核製品となる自社開発製品づくりを計画していた。自社開発製品で成功を収めるには、設計・開発・マーケティング等をすべて自社で行う必要がある。しかし、社内に該当する人材がおらず、なかなか計画を進められずにいた。自社開発製品の計画を前に進めるため、設計・開発・マーケティングというそれぞれの能力と幅広い統括経験の両方を豊富に有する人材を探したいと弊社に相談をいただいた。

当方のアプローチとしては、候補者の前職とクライアントの仕事領域が似ていること、設計・開発・マーケティングだけでなく、営業の経験も豊富にあり、新規開拓まで行った実績があることなどから、クライアントが求める能力を持っている可能性が高いと仮説を立て、候補者とコンタクトを取った。候補者は地方在住であったため、すり合わせで何度も往復をしてもらいながら、さまざまな条件を1つ1つ解決できるよう取り組んだ。また、転勤を伴う転職のため、クライアントに支度金や待遇面での調整を行ってもらえるよう取り計らった。

候補者はクライアントが行いたいと考える自社開発製品と似た領域で事業統括部長・営業部長の経験があったため、理想的であった。また、クライアントが会社として目指している方向性と、候補者が転職先で行いたいことが合致した。この状況を双方に共有してから面接を行ったところ、当社が提案した支度金や待遇面での調整も十分に配慮したオファー提示があり、早期の合意が成立した。

年収も期待値を反映し2割以上の増加と、候補者が要望していた水準を大きく超え、同社参加へのモチベーションに強く寄与した。
また、ポジションは前職の事業統括部長・営業部長兼任という役職から、開発系執行役員へとキャリアアップ。入社前の時点で取締役にも推挙してもらうなどクライアント企業から非常に評価が高く、候補者自身のさらなる成長と自社開発製品の成功、事業の牽引を期待されている。

建設・不動産

役 職
広報
年 齢
20代女性
コミット
ロジスティクス企業の広報担当者から、新興市場上場の不動産企業へ
担当コンサルタント 吉田 直樹
  前 職 転職先
業 種 ロジスティクス  不動産
役 職 広報  広報

前職におけるまでの経験

 候補者は大学卒業後、PRや広報のスペシャリストを目指し、物流プラットフォームを提供するスタートアップ企業で広報を担当する。同企業は物流業界における新しいビジネスモデルを持っており、その認知拡大を進めることは規模拡大を進める上で不可欠な業務であった。メディアキャラバンやプレスリリース、紙媒体やWEBを問わずメディア担当者に往訪を重ね、ニュースレターの配信や様々なSNSの活用で、各種媒体の掲載数が倍以上に増加。認知度は飛躍的に向上し、企業の急速な拡大に貢献する。

転職前の状況

 同企業の急速な拡大期が落ち着くと、広報業務の重要性が相対的に減少していた。ルーティンワークが主業務となり、ワークライフバランスは良好であったが、大きな成長に繋がる経験を重ねることは難しかった。現在の広報部門は、自らが立ち上げ効率化を続けてきたものであり、改めて学ぶものは多くはない。候補者は将来的な成長のための経験を重ね、企業が成長するフェーズに関わることが可能な環境を模索していた。

当社からのアプローチ

 クライアントはアーリーステージの不動産企業である。独自開発のアプリケーションやAIを活用したBtoCビジネスに強みを持ち、短期間で新興市場に上場を果たし不動産テック企業の代表格に位置づけられている。売上高も拡大を続け100億を超え、国内の主要都市に拠点を展開し次世代の不動産業界の有力プレイヤーとして、意欲的なスキームを創造し続けている。
 
 不動産業界は好不況の影響に過敏な業界であるが、大震災以降は好況が続いており同社はまだ不況下での事業を行ったことはない。東京五輪が一つのターニングポイントとなる可能性は、常にアナリストから指摘されており、経営陣は頑強な組織構築を真剣に考え始めていた。一つの鍵となるのが、将来の広報幹部の育成である。コーポレート部門として基礎を支えることに限らず、自律的な広報活動を行うことのできる人材をクライアントは求め、サーチコンサルティングを行う弊社に解決を託された。
 
 クライアントの求める要件は、経営陣やフロントサイドと連携を密に、自律的な活動が可能な広報であり、従前のメディア向けの広報のキャリアではない。同社の広報業務はPRや社内向け周知、SNSや新しいクラウドネットワーク等を内包し、常に多様な変化を続けている。
 だが上記のような業務に横断的提案が可能な候補者は、大企業や不動産業界にはあまり存在しない。歴史を持つ大企業では業務が細分化され、先端のSNS活用等はデジタルマーケティング部門の所轄となるケースが多く、広報部門は通常そのスキルを獲得していないからである。
ただ異業種でもベンチャー広報経験ならば、クライアントの求める要件は満たすと考え、その仮定を元にサーチを実行。上記の候補者とのコンタクトが可能となった。
 クライアントは候補者のベンチャーの拡大に、広報として寄与した経験を高く評価。成長を求めるマインドセットも、社風に合うと判断し好条件でのオファーに繋がる。候補者も新興市場というステージでの広報業務に強い関心を持ち、短期間での入社合意に成功した。
 現在、候補者は広報全般を担当すると共に、インターン向けの採用広報やM&Aを含む組織再編のためのPR等幅広い分野で経験を重ね、将来の広報幹部として経験を重ねている。

コンサルティング

役 職
税理士
年 齢
30代 男性
コミット
老舗税理士法人から、高度税務を行うコンサルティング系税理士法人へ
担当コンサルタント 加藤 千香子
  前 職 転職先
業 種 税理士法人  税理士法人
役 職 税理士  税理士

前職におけるまでの経験

 候補者は税務会計の専門校で講師を務めながら、税理士資格を取得する。取得後は都内会計事務所で税務の基礎を学び、老舗の総合税理士法人に参加。同法人内では税務システムの導入支援、運用アドヴァイザリー業務で高い評価を受け、順調にキャリアを重ねる。大企業特有の税務である、連結納税や組織再編等にも経験を積み、担当顧客からも高い信頼を得ていた。

転職前の状況

 候補者は上場企業を対象とした高度税務(M&AやIPO等)をおこなうための税務デューデリジェンス、バリュエーション等で経験を重ねることを目指していた。そのためにはより大きなフィールドで業務を積む必要を感じており、自ら大手クライアントの開拓や複雑な税務コンサルティングに挑戦していたが、それは所属法人の経営方針とは異なっていた。所属法人は地場企業の税務対策を堅実に行う方向性を堅持しようとしており、候補者は希望するキャリアを重ねることが可能なオプションの模索を始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは急速に成長する税理士法人である。特にアーリーステージを超えて上場を目指す新興企業向けの税務、会計コンサルティングに精通し、国内のIPO案件ではかなりのシェアを獲得していた。また組織再編やM&A、海外進出支援等、企業が成長するための様々な会計的なアプローチにも強みを持ち、顧客数も近年拡大が続いていた。
 ただ上記のような高度な会計処理を伴うコンサルティングには、資格と経験を有したスペシャリストが必要不可欠であり、増加するプロジェクトに対して適材が慢性的に不足していた。求めるスペシャリストの要件も複雑で多岐に渡るため、通常の人材紹介ではミスマッチが多く、弊社に問題解決を託された。
 
 このポジションは税理士資格が必須であるが、それは必要条件に過ぎない。高度税務の様々な経験や、持続的な学習、挑戦を行う人格的な資質も重要な要素である。このようなケースで候補者を資料やネットワーク、データベース等からスクリーニングすることは難しい。
このためM&AやIPO等の幾つかの要件でターゲットを限定した後に、スカウト、面談、クライアントと評価の共有と調整、という基本的なサイクルを繰り返した。この手法は効率的ではないが、少数のスペシャリストのサーチに対しては有効で、少々の時間は要したが上記の優れた候補者とのコンタクトに繋がった。
 
 候補者は想定以上の経験を有し、クライアントの目指す方向性との相性が理想的であった。この判断をクライアントと共有し面接を行うと、双方ともに申し分のない条件でのオファーが提示され、早期の合意を導くことに成功した。
 
 現在、候補者は希望していた高度税務を行う部門で貢献し、クライアントの次の幹部候補として一層の成長を期待されている。

自動車・機械・重電

役 職
開発部長
年 齢
50代 男性
コミット
大手機械メーカー開発職から、地方拠点の大手メーカーの開発責任者へ
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 工作機械メーカー  電機メーカー
役 職 部長  統括部長(開発責任者)

前職におけるまでの経験

 候補者は日本を代表する電機大手企業で、開発職としてキャリアをスタートする。特に内製機器向けのソフトウェアやアプリケーションの開発技術に習熟し、やがて開発のプロジェクトマネージャーを任され、商品企画や仕様取りまとめ、海外顧客との折衝等で優れた評価を受ける。
 その高い評価を元に、工作機械大手メーカーの海外工場向け特命プロジェクト責任者として登用され、海外複数拠点も巻き込んだソフトウェア開発の産性を向上させるための戦略立案を行い、同社製品の品質向上に多大な貢献を残した。

転職前の状況

 さらなる品質向上、開発効率の改善のために、機械稼働状況の分析や加工実績のビッグデータの収集、解析を行っていた。それらを元に機械の自動学習システムやAI化をめざしていたが、新しく就任した経営陣の中期的な経営戦略と溝が生じていた。
 新経営陣は保守的な経営、財務的な持続可能性を重視し投資の抑制を試み、候補者の所属する開発チームもその規模を維持することが難しくなっていた。課される命題も新規開発よりも改良に主眼をおいたものが中心になっており、開発へのモチベーションを保つのが難しくなっていた。50代に入り最後の10年を見据え、挑戦的な開発環境を求め、幾つかの可能性を考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは中部地方で急速に成長する、電機製造企業である。
業界最大手ではないが幾つかの専門部材では世界的なシェアを持ち、東証一部上場を数年前に果たしている。地方に本拠地を構えるメーカーの強みとして、広大で高品質な国内工場を持ち、BtoBに特化した戦略で2010年以降4割以上の売上増加を達成していた。
 ただ地方拠点のデメリットとして、先端技術を有する優れた人材の登用には苦戦を強いられていた。特にプロジェクトマネージャーとして豊富な経験を有する、開発部長のポジションは空位が続いており、開発体制を改めて構築するために弊社に人材コンサルティングとして依頼を託された。
 
 このポジションには幾つかの障壁があり、それを全て満たすことはかなり困難であることが予想された。ソフトウェアやアプリケーションの豊富な開発経験に加え、関連するハードウェアの総合的な知見、マネジメントの経験、そして地方拠点に赴任することが可能な個人的な環境が求められる。
 当初はこのエリアでの人材サーチを考え、入念な調査を行ったがやはり難航が続いた。かなり範囲を広げても競合といえる企業は極めて少なく、Uターン人材の可能性も考え同エリアの人的ネットワークやローカルデータベースにも接触を行ったが成果は乏しく、発想を転換することにした。
新しいサーチ対象は、開発拠点と本拠地が分断している競合他社に設定した。そのような開発体制の企業では、責任者は単身赴任者が少なくなく、転居を伴う転職に障壁が少ないと推察される。この仮定を基にサーチを行い、上記の優れた候補者とのコンタクトが可能となった。
 クライアントも多様な経験を有する候補者を高く評価し、役職定年の定めのない高位のポジションを提示することで、無事に早期の入社を導くことに成功した。
 
 現在、候補者は組み込みソフトウェアの新規開発を主導すると共に、チームビルディングにも注力。自身のネットワークから優れたエンジニアの登用も行い、次の10年を見据えた開発推進の責任者を任されている。

自動車・機械・重電

役 職
業務部門マネージャー
年 齢
40代 女性
コミット
海外貿易の専門商社から、多国籍製造企業の業務部門マネージャー
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 専門商社  航空機器企業
役 職 課長  業務部門マネージャー

前職におけるまでの経験

 候補者は大学卒業後、システムエンジニアとして複数の言語に習熟し、組込系アプリケーションの開発や、老朽化したシステムの改修等で経験を重ねる。優れた成果を出していたが、ITバブルの崩壊により所属部門が閉鎖を余儀なくされた。
 次の転職に際して、候補者はITの経験を活かすことより、語学力を必要とするビジネス経験を重ねることを求めた。そして景気の影響を受けにくい必需品の国際貿易業務を、次のキャリアの軸として功績を残し、管理部門のマネジメントも務めるようになる。

転職前の状況

 国際貿易の業務管理及びコンサルティングを行っていたが、会社の方針により中央アジアや南米といった政情不安を抱えるエリアのクライアントの割合が増加していた。他の国際貿易関連企業が、手掛けることが難しい地域を選ぶことで、高い利益率、リピート率を獲得することに成功してはいたが、ビジネス規模の拡大を望むことは難しかった。
 またビザを取ることも容易ではない国々とのビジネスでは、業務周辺の負担も大きく、40代を迎える中で新しい可能性の模索を考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは物流に関わる保安部材製造で、数多くのトップシェアを持つ企業である。
 欧州を中心に幾つもの国に拠点を持ち、商品の品質、開発技術には高いブランド力を持っていた。この保安部材は陸運や海運だけではなく、航空や宇宙産業にも欠かせない基幹部品であり、特に先端産業に対してはフルオーダーで対応し、高付加価値少量生産というビジネスモデルを展開することに成功していた。
ただそのモデルを続けることで、オーダー周りの複雑さや海外企業が絡んだ複合的な受注が増加しており、それらを司る業務部門の負担が増加していた。このポジションには幾つかの専門性が求められており、人材難易度が高く弊社に採用を託された。
 
 このポジションでは世界各国からのオーダーに対応する語学力に加え、複雑なオーダーに対処するためのシステム導入に関する見識が求められる。ITと語学力を兼ね揃えた上で、管理部門として長い経験、そして部門をまとめるマネジメント経験も必須となると、候補者を探すのは困難に思えた。それら全てを兼ね揃えるとなると、大手の多国籍企業でシステム総務部門を束ねるマネジメント層が想定されるが、希少性が極めて高くコンタクトするのは現実的ではない。
限られた時間で現実的な解を求めるため、要件に優先順位をつけると管理経験、マネジメント経験、語学力は比較的高く、ITスキルは比して低いと推察した。
 
 この推察から、専門商社や貿易支援を行っている企業の若手管理職クラスを中心にコンタクトを行い、優れた当候補者との出会いとなった。
候補者は求められる要件をほぼ満たしており、また貿易支援業務では過去にクライアントの商材に近い部材を扱った経験があったことも幸運だった。
 クライアントも候補者を高く評価し、部門の責任者として迅速にオファーを行う。また経験業界が異なる候補者に不安を想起させないためにも、部門の部下や上長とも面談を設定し、無事に早期の入社を導くことに成功した。
 現在、候補者は複雑なオーダーを解消し効率的な受発注を行うためのシステム導入を担当すると共に、語学力を活かし欧州や東南アジア市場向けの業務管理を任されている。

IT・通信

役 職
プロジェクトマネージャー
年 齢
30代 男性
コミット
ゲーム開発のプロジェクトマネージャーから、金融システム開発のプロジェクトマネジージャー
担当コンサルタント 川口 智明
  前 職 転職先
業 種 ゲーム開発会社  金融システム開発会社
役 職 プロジェクトマネージャー  プロジェクトマネージャー

前職におけるまでの経験

 候補者は複数のプログラミング言語に精通したエンジニアとしてキャリアを重ねる。初期にはwebアプリケーション、API、CRMツール等、幅広い開発で成果を残した。
 そのキャリアで培ったスキルを評価され国内大手IT企業に転職し、そのゲーム開発子会社に出向。黎明期のソーシャルゲーム市場で、多数のアクティブユーザーを長期に獲得する大型IPの開発に成功し、10名を超えるプロジェクトのマネジメントを務める。

転職前の状況

 今までの経験を評価されて本社に所属が変更となり、ゲーム開発の現場からも離れることとなった。組織全体の人材育成や、アサイン振分業務等も兼務することを求められるようになったが、それは候補者の求める方向性とは異なっていた。また出向先で残した功績を、帰任後に評価する制度が未整備であり、報酬額が減額されたこともモチベーションの維持を難しくしていた。
 開発のプロジェクトマネジメントに携わりたいという希望は、現在の所属先で叶えることは難しく、キャリアの選択肢を考える必要性を感じ始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは金融機関のシステム開発や、そのコンサルティングに特化した企業である。
 銀行や証券、保険会社等金融機関にきめ細やかなシステム設計を提供することで、高い信頼性を獲得してきた。近年はFX等のディーリングシステムの市場が伸長し、そこに大きなシェアを持つクライアント企業は、業績や規模を大きく拡大し続けていた。
 ただ規模の拡大に際して、人材の充足が間に合わないという状況が慢性化し、次の成長戦略への妨げとなりつつあった。特に開発を担当するプロジェクトマネージャーは厳しい要件が求められるため、通常の採用広告や人材紹介会社の活用では採用に至ることが難しく、弊社にその解決を依頼された。
 
 クライアントの求めるプロジェクトマネージャーの要件は、幾つかのプログラム言語のスキルや、プロジェクトのマネジメントの経験に加えて、同社の社風や方向性との親和性も重要視しており、全てを満たす候補者を短期で引き合わせることは困難に思えた。
 解決の糸口を探るために、クライアントの過去の採用活動をヒアリングすると、数年前に同業他社の知人のリスト化を行なっていたことが判明した。コネクションを元にサーチを行うことは古くからから行われている手法であり、労力はかかるものの確実性は高い。
 このリストを元に拡充及びアップデートを行い、スキルや経験、親和性等でスクリーニングをかけて、特に適性のある候補者にコンタクトを試み、上述の候補者との出会いとなった。
 
 候補者はゲーム開発に携わるプロジェクトマネージャーではあったが、求められる要件との整合性は高く、コネクションをベースにしているため親和性等も良好だと感じた。また本人の所属が変わり、転職への選択肢を考え始めているという時期と重なったことも幸運だった。
 真摯に案件の特性を伝えると、候補者もこの機会を前向きに捉え、面談の設定を快諾。
 クライアントも自社の開発プロジェクトの独自性やその魅力を訴えると同時に、現職を上回る条件を提示し、速やかに当候補者を入社合意に導くことに成功した。

建設・不動産

役 職
次期社長
年 齢
50代半ば 男性
コミット
大手商社の子会社社長から、商業施設関連企業の次期社長
  前 職 転職先
業 種 大手商社  商業施設関連企業
役 職 子会社社長  社長

前職におけるまでの経験

 候補者は大学卒業後、大手総合商社で一貫して繊維事業に従事する。総合商社の繊維事業はインポートブランドとの提携やライセンス事業で、80年代から90年代前半にかけて最盛期を迎えたが、2000年以降は斜陽化が急速に進行していた。候補者は中国や台湾エリアを生産拠点に限定せずに、販売市場として捉え、現地アパレル企業への出資や、現地eコマース企業の立ち上げ、米系ブランドの買収と現地での拡販等で高い功績を挙げる。

転職前の状況

 長期に重ねてきた功績が評価され、総合商社の台湾アパレル関係会社の副責任者を務め、タイやシンガポール等での販路拡大や、日本の大手繊維企業への卸しや輸出等、新しいビジネスモデルの確立を模索していた。しかし役職定年がある程度近づき、将来的に現在のビジネスに携わり続けることは困難であることが想定され、次の選択肢を考える必要性を感じていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは商業施設のビジネスに特化した大手企業である。
 創業から半世紀を経て、高度経済成長期は主に百貨店や量販店、21世紀以降は大型モールや複合施設等、商業施設関連ビジネスを手掛けてきた。
 多くの関係子会社や現地法人も設立し、市場調査から、計画設計、開発施工、そしてセールスプロモーションやメンテナンス、コンサルティング等商業施設に関わる、ほぼ全ての工程にサービスを提供することが可能な体制を整え、近年上場を行った。
 創業からの一つの区切りとなる上場を行なったことで、クライアントは社会の公器として、次の成長フェーズを改めて考える必要があるとの決断を下した。その成長のためには、他分野で優れた功績を残してきた外部の経営経験者を招聘することが最適であると考え、エグゼクティブサーチに長い歴史を持つ弊社にその依頼を託された。

 上場企業は規模も大きく、ステークホルダーも多岐に渡る。そのような企業の次期社長を担うためには、様々な資質や経験が高水準で求められる。その中でもクライアントは、社内外に横断する複雑なプロジェクトで成果を残してきた候補者が、望ましいとの要望を持っていた。
 上記の要望は商社在籍者と親和性が高く、役員経験者や事業部長クラスは最適であると予想された。特に大手総合商社のエグゼクティブ層は、キャリア後半で子会社、関連会社のマネジメントに幅広い経験を有するため、クライアントのニーズを満たす蓋然性が高いと判断した。
 ただエネルギーや素材等のB to B産業の経験者は、分野や販路等が大きく異なるため、B to C産業で顕著な成果を挙げた候補者に限定してコンタクトを試み、上述の候補者との出会いとなった。

 候補者に真摯にこの案件の特性を伝えると、前向きに検討したいとの迅速な回答を頂いた。コミュニケーションを絶やさず説明、説得を続け、クライアントの最高責任者との面談を複数回設定すると、候補者は次第に関心を強くし、積極的に参加を望むようになる。
 今まで重ねてきた繊維・アパレルの経験と、クライアントのビジネスも融和性が高く、短期間に双方の大筋合意に至る。商社退職への時間や手続き的な障壁が残っていたが、弊社提携専門機関の助言を元に円滑に解決に至り、次期社長候補として正式に参画に導くことに成功した。
 現在、候補者は中期経営計画の策定プロジェクトを他の経営陣と共に担当し、次の成長へのグランドデザインを描くことを託されている。

電気電子・精密・半導体

役 職
開発担当部長
年 齢
50代後半 男性
コミット
技術系大手企業から、先端技術企業の基幹部材の開発担当責任者
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 技術系大手企業  先端技術企業
役 職 開発職リーダー  開発担当部長

前職におけるまでの経験

 候補者は技術系大企業でプリンター及び映像デバイス分野に、一貫して研究職として携わる。キャリアの初期はプリンターの基幹デバイス開発に専従し、世界初の技術を盛り込んだ高速印刷機の量産化に成功。その後は部門責任者として映像デバイスの有機EL開発に着手し、印刷技術を応用した新製造プロセスを米国展示会で発表、民生機開発の先端技術者として高い評価を受ける。

転職前の状況

 同デバイスは最先端技術ではあったが低価格化や大量生産への目処がつかず、所属部門が分割売却され別会社への転籍を余儀なくされた。新会社でも部門再編や予算削減により開発に集中することが難しく、安定して研究開発に取り組むことができるフィールドへの転職を前向きに考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントはインクジェットプリンターに特化したローカルの先端技術企業である。
プリンターはインク合成に代表される化学系技術や、印刷の安定化や検査に用いる光学系技術、そして印刷を司るヘッド部分の機械工学技術やプロセス技術等、多岐に渡る総合的な技術力が求められる。それらを全て兼ね備えた企業は世界的にも数少ない。
 クライアントは創業以来、順次基幹部品の開発と量産化に成功しており、遂に中核部分のインクジェットヘッドの内製化に取り組もうとしていた。ヘッド部分の研究開発には、予算的にも人数的にも大きな開発規模が求められる。そのためには研究開発を主導し、効率的に部門を任せることのできる熟練の技術者が必要不可欠であり、弊社にそのサーチを託された。

 インクジェットのヘッド部分の開発部門は、上記の理由により技術系大企業にしか存在しない。該当する企業群は設備や予算等の研究環境や待遇が整えられているため、転職ニーズは殆どなく自然流出を望むのは難しかった。
 ただこの案件は景況のタイミングには恵まれていた。映像デバイス分野は国策の影響とコモディティ化による大きな不況期で、部門の吸収合併や統廃合が相次ぎ、雇用環境が急速に悪化していた。機会を逃さず対象部門への周到なコンタクトを試み、優れた当候補者との出会いとなった。
 候補者はインクジェットヘッド周辺に複数の特許を持つ優れた技術者で、整った開発環境に関心を示していたが、地方への転居を伴う初めての転職にはまだ心理的な壁が残っていた。

 迷いなく研究に邁進して頂くためにも、費用を負担し複数回クライアント企業への見学、面談の機会を設け、明確なイメージを持ってもらうことに力を尽くした。転職時期や待遇面でも適切に配慮し、当候補者の入社を導くことに成功した。
 技術系大企業からローカルの先端技術企業への転職であったが、すぐに環境に馴染み、現在はインクジェットヘッドの内製化にむけて開発部門の指揮を任されている。

流通・小売・商社

役 職
ジュエリー部門チーフ(課長代理)
年 齢
30代 女性
コミット
宝飾大手企業から、外資系通販企業のジュエリー部門のチーフへ
担当コンサルタント 中山 敬太
  前 職 転職先
業 種 宝飾大手企業  外資系通販大手企業
役 職 商品企画室マネージャー  ジュエリー部門チーフ(課長代理)

前職におけるまでの経験

 候補者はジュエリー業界の大手企業で営業部に所属し、店舗販売に従事。
 主力店舗数店でスタッフ、店長とキャリアを重ね、希望していた本社商品企画部に抜擢される。部内でも商材の仕入や納期管理、取引先との交渉で高い評価を受け、マネージャーを拝命。商品企画、生産計画の策定や実行を担当すると共に、ベンダーとの折衝や百貨店への出店、イベントの企画等、自社商材の総合的な販促やマネージメントに携わる。

転職前の状況

 現状には大きな不満はなかったが、業界及び自社への漠然とした閉塞感が生じていた。ジュエリー業界は最盛期から規模が3分の1にまで縮小し、廉価でアクセサリの要素の強いファッションジュエリーや、宝飾リファイン等新勢力の台頭にシェアを奪われ、大きな成長を期待できる環境ではなかった。
 また化粧品やレジャー等異分野とのコラボレーションや、新機事業を躊躇う保守的な社風にも危機感を持ち始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは通販業界の外資系大手企業である。日本進出も同業界の中では古く、自社制作スタジオを持ち、多くの魅力あるプログラムを地上波やBS、Web等幅広いチャンネルで展開し、売上や取扱商品数を急速に拡大していた。
 急増する取扱商品の中でも、ジュエリーはクライアントの主力商材である。規模の拡大に伴い、ジュエリーの専門知識をもったバイヤーやディレクターの慢性的な人材不足が続いていた。また求める人材のスキルや経験値として、通販業界の知見よりもジュエリー業界の経験を求めていたため、適材の登用は難航し弊社に解決を託された。

 ジュエリー業界は保守的で、人材の流動性は低く企業数も多くはない。該当企業に所属する適材の自然流出は皆無に等しく、長期に渡る困難が予想された。その状況を打開するために、転職意欲を明示していない人材に直接コンタクトを試みる、ヘッドハンティングが適していると判断した。求める企業群での経験値を持ったプレイヤーは極少数に限られるが、焦点が定まるという点はヘッドハンティングに有利に傾く。

 そして入念なリサーチを続け、特に適材だと確信できたのが当候補者である。周到に準備しコンタクトを試みたが、転職意思は薄く対面までには半年近い時間を要した。カジュアルな面談を続け候補者の仕事に対する希望やキャリアプランのカウンセリングを重ねると、今の会社と業務分野が近い化粧品分野にも携わりたいという第二の希望が浮かび上がってきた。
 奇しくもクライアントは短期的にはジュエリー部門の適材の充足を望んでいたが、長期的にはその人材に通販部門全般のマネージメントを託したいという希望もあり、その中には化粧品分野が重要分野として含まれていた。両者の希望はこの点において合致し、邂逅へのプロセスが進み始めた。

 サーチにおいてタイミングは最重要な要素の一つである。業界繁忙期であったため、両者の中間地点であるターミナル空港直結の会議室をリザーブし、可能な限り迅速な引き合わせを試みた。
 クライアントは当候補者のジュエリー部門で重ねてきた経験と同時に、独自のホスピタリティが社風に合うと高く評価。報酬4割増という異例の高オファーが提示され、候補者の転職を強く後押しした。
 現在候補者はジュエリー部門の次期統括を託され、将来希望分野に携わることが可能なキャリアプランを構築しようとしている。

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