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実績PREVIOUS PROJECTS

内定実績動向

成功事例のご紹介

東京エグゼクティブ・サーチの成功事例(サクセス・スタディ)をご紹介します。

自動車・機械・重電

役 職
開発部長
年 齢
50代 男性
コミット
大手機械メーカー開発職から、地方拠点の大手メーカーの開発責任者へ
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 工作機械メーカー  電機メーカー
役 職 部長  統括部長(開発責任者)

前職におけるまでの経験

 候補者は日本を代表する電機大手企業で、開発職としてキャリアをスタートする。特に内製機器向けのソフトウェアやアプリケーションの開発技術に習熟し、やがて開発のプロジェクトマネージャーを任され、商品企画や仕様取りまとめ、海外顧客との折衝等で優れた評価を受ける。
 その高い評価を元に、工作機械大手メーカーの海外工場向け特命プロジェクト責任者として登用され、海外複数拠点も巻き込んだソフトウェア開発の産性を向上させるための戦略立案を行い、同社製品の品質向上に多大な貢献を残した。

転職前の状況

 さらなる品質向上、開発効率の改善のために、機械稼働状況の分析や加工実績のビッグデータの収集、解析を行っていた。それらを元に機械の自動学習システムやAI化をめざしていたが、新しく就任した経営陣の中期的な経営戦略と溝が生じていた。
 新経営陣は保守的な経営、財務的な持続可能性を重視し投資の抑制を試み、候補者の所属する開発チームもその規模を維持することが難しくなっていた。課される命題も新規開発よりも改良に主眼をおいたものが中心になっており、開発へのモチベーションを保つのが難しくなっていた。50代に入り最後の10年を見据え、挑戦的な開発環境を求め、幾つかの可能性を考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは中部地方で急速に成長する、電機製造企業である。
業界最大手ではないが幾つかの専門部材では世界的なシェアを持ち、東証一部上場を数年前に果たしている。地方に本拠地を構えるメーカーの強みとして、広大で高品質な国内工場を持ち、BtoBに特化した戦略で2010年以降4割以上の売上増加を達成していた。
 ただ地方拠点のデメリットとして、先端技術を有する優れた人材の登用には苦戦を強いられていた。特にプロジェクトマネージャーとして豊富な経験を有する、開発部長のポジションは空位が続いており、開発体制を改めて構築するために弊社に人材コンサルティングとして依頼を託された。
 
 このポジションには幾つかの障壁があり、それを全て満たすことはかなり困難であることが予想された。ソフトウェアやアプリケーションの豊富な開発経験に加え、関連するハードウェアの総合的な知見、マネジメントの経験、そして地方拠点に赴任することが可能な個人的な環境が求められる。
 当初はこのエリアでの人材サーチを考え、入念な調査を行ったがやはり難航が続いた。かなり範囲を広げても競合といえる企業は極めて少なく、Uターン人材の可能性も考え同エリアの人的ネットワークやローカルデータベースにも接触を行ったが成果は乏しく、発想を転換することにした。
新しいサーチ対象は、開発拠点と本拠地が分断している競合他社に設定した。そのような開発体制の企業では、責任者は単身赴任者が少なくなく、転居を伴う転職に障壁が少ないと推察される。この仮定を基にサーチを行い、上記の優れた候補者とのコンタクトが可能となった。
 クライアントも多様な経験を有する候補者を高く評価し、役職定年の定めのない高位のポジションを提示することで、無事に早期の入社を導くことに成功した。
 
 現在、候補者は組み込みソフトウェアの新規開発を主導すると共に、チームビルディングにも注力。自身のネットワークから優れたエンジニアの登用も行い、次の10年を見据えた開発推進の責任者を任されている。

自動車・機械・重電

役 職
業務部門マネージャー
年 齢
40代 女性
コミット
海外貿易の専門商社から、多国籍製造企業の業務部門マネージャー
担当コンサルタント 坂下 琢磨
  前 職 転職先
業 種 専門商社  航空機器企業
役 職 課長  業務部門マネージャー

前職におけるまでの経験

 候補者は大学卒業後、システムエンジニアとして複数の言語に習熟し、組込系アプリケーションの開発や、老朽化したシステムの改修等で経験を重ねる。優れた成果を出していたが、ITバブルの崩壊により所属部門が閉鎖を余儀なくされた。
 次の転職に際して、候補者はITの経験を活かすことより、語学力を必要とするビジネス経験を重ねることを求めた。そして景気の影響を受けにくい必需品の国際貿易業務を、次のキャリアの軸として功績を残し、管理部門のマネジメントも務めるようになる。

転職前の状況

 国際貿易の業務管理及びコンサルティングを行っていたが、会社の方針により中央アジアや南米といった政情不安を抱えるエリアのクライアントの割合が増加していた。他の国際貿易関連企業が、手掛けることが難しい地域を選ぶことで、高い利益率、リピート率を獲得することに成功してはいたが、ビジネス規模の拡大を望むことは難しかった。
 またビザを取ることも容易ではない国々とのビジネスでは、業務周辺の負担も大きく、40代を迎える中で新しい可能性の模索を考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは物流に関わる保安部材製造で、数多くのトップシェアを持つ企業である。
 欧州を中心に幾つもの国に拠点を持ち、商品の品質、開発技術には高いブランド力を持っていた。この保安部材は陸運や海運だけではなく、航空や宇宙産業にも欠かせない基幹部品であり、特に先端産業に対してはフルオーダーで対応し、高付加価値少量生産というビジネスモデルを展開することに成功していた。
ただそのモデルを続けることで、オーダー周りの複雑さや海外企業が絡んだ複合的な受注が増加しており、それらを司る業務部門の負担が増加していた。このポジションには幾つかの専門性が求められており、人材難易度が高く弊社に採用を託された。
 
 このポジションでは世界各国からのオーダーに対応する語学力に加え、複雑なオーダーに対処するためのシステム導入に関する見識が求められる。ITと語学力を兼ね揃えた上で、管理部門として長い経験、そして部門をまとめるマネジメント経験も必須となると、候補者を探すのは困難に思えた。それら全てを兼ね揃えるとなると、大手の多国籍企業でシステム総務部門を束ねるマネジメント層が想定されるが、希少性が極めて高くコンタクトするのは現実的ではない。
限られた時間で現実的な解を求めるため、要件に優先順位をつけると管理経験、マネジメント経験、語学力は比較的高く、ITスキルは比して低いと推察した。
 
 この推察から、専門商社や貿易支援を行っている企業の若手管理職クラスを中心にコンタクトを行い、優れた当候補者との出会いとなった。
候補者は求められる要件をほぼ満たしており、また貿易支援業務では過去にクライアントの商材に近い部材を扱った経験があったことも幸運だった。
 クライアントも候補者を高く評価し、部門の責任者として迅速にオファーを行う。また経験業界が異なる候補者に不安を想起させないためにも、部門の部下や上長とも面談を設定し、無事に早期の入社を導くことに成功した。
 現在、候補者は複雑なオーダーを解消し効率的な受発注を行うためのシステム導入を担当すると共に、語学力を活かし欧州や東南アジア市場向けの業務管理を任されている。

IT・通信

役 職
プロジェクトマネージャー
年 齢
30代 男性
コミット
ゲーム開発のプロジェクトマネージャーから、金融システム開発のプロジェクトマネジージャー
担当コンサルタント 川口 智明
  前 職 転職先
業 種 ゲーム開発会社  金融システム開発会社
役 職 プロジェクトマネージャー  プロジェクトマネージャー

前職におけるまでの経験

 候補者は複数のプログラミング言語に精通したエンジニアとしてキャリアを重ねる。初期にはwebアプリケーション、API、CRMツール等、幅広い開発で成果を残した。
 そのキャリアで培ったスキルを評価され国内大手IT企業に転職し、そのゲーム開発子会社に出向。黎明期のソーシャルゲーム市場で、多数のアクティブユーザーを長期に獲得する大型IPの開発に成功し、10名を超えるプロジェクトのマネジメントを務める。

転職前の状況

 今までの経験を評価されて本社に所属が変更となり、ゲーム開発の現場からも離れることとなった。組織全体の人材育成や、アサイン振分業務等も兼務することを求められるようになったが、それは候補者の求める方向性とは異なっていた。また出向先で残した功績を、帰任後に評価する制度が未整備であり、報酬額が減額されたこともモチベーションの維持を難しくしていた。
 開発のプロジェクトマネジメントに携わりたいという希望は、現在の所属先で叶えることは難しく、キャリアの選択肢を考える必要性を感じ始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは金融機関のシステム開発や、そのコンサルティングに特化した企業である。
 銀行や証券、保険会社等金融機関にきめ細やかなシステム設計を提供することで、高い信頼性を獲得してきた。近年はFX等のディーリングシステムの市場が伸長し、そこに大きなシェアを持つクライアント企業は、業績や規模を大きく拡大し続けていた。
 ただ規模の拡大に際して、人材の充足が間に合わないという状況が慢性化し、次の成長戦略への妨げとなりつつあった。特に開発を担当するプロジェクトマネージャーは厳しい要件が求められるため、通常の採用広告や人材紹介会社の活用では採用に至ることが難しく、弊社にその解決を依頼された。
 
 クライアントの求めるプロジェクトマネージャーの要件は、幾つかのプログラム言語のスキルや、プロジェクトのマネジメントの経験に加えて、同社の社風や方向性との親和性も重要視しており、全てを満たす候補者を短期で引き合わせることは困難に思えた。
 解決の糸口を探るために、クライアントの過去の採用活動をヒアリングすると、数年前に同業他社の知人のリスト化を行なっていたことが判明した。コネクションを元にサーチを行うことは古くからから行われている手法であり、労力はかかるものの確実性は高い。
 このリストを元に拡充及びアップデートを行い、スキルや経験、親和性等でスクリーニングをかけて、特に適性のある候補者にコンタクトを試み、上述の候補者との出会いとなった。
 
 候補者はゲーム開発に携わるプロジェクトマネージャーではあったが、求められる要件との整合性は高く、コネクションをベースにしているため親和性等も良好だと感じた。また本人の所属が変わり、転職への選択肢を考え始めているという時期と重なったことも幸運だった。
 真摯に案件の特性を伝えると、候補者もこの機会を前向きに捉え、面談の設定を快諾。
 クライアントも自社の開発プロジェクトの独自性やその魅力を訴えると同時に、現職を上回る条件を提示し、速やかに当候補者を入社合意に導くことに成功した。

建設・不動産

役 職
次期社長
年 齢
50代半ば 男性
コミット
大手商社の子会社社長から、商業施設関連企業の次期社長
担当コンサルタント 福留 拓人
  前 職 転職先
業 種 大手商社  商業施設関連企業
役 職 子会社社長  社長

前職におけるまでの経験

 候補者は大学卒業後、大手総合商社で一貫して繊維事業に従事する。総合商社の繊維事業はインポートブランドとの提携やライセンス事業で、80年代から90年代前半にかけて最盛期を迎えたが、2000年以降は斜陽化が急速に進行していた。候補者は中国や台湾エリアを生産拠点に限定せずに、販売市場として捉え、現地アパレル企業への出資や、現地eコマース企業の立ち上げ、米系ブランドの買収と現地での拡販等で高い功績を挙げる。

転職前の状況

 長期に重ねてきた功績が評価され、総合商社の台湾アパレル関係会社の副責任者を務め、タイやシンガポール等での販路拡大や、日本の大手繊維企業への卸しや輸出等、新しいビジネスモデルの確立を模索していた。しかし役職定年がある程度近づき、将来的に現在のビジネスに携わり続けることは困難であることが想定され、次の選択肢を考える必要性を感じていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは商業施設のビジネスに特化した大手企業である。
 創業から半世紀を経て、高度経済成長期は主に百貨店や量販店、21世紀以降は大型モールや複合施設等、商業施設関連ビジネスを手掛けてきた。
 多くの関係子会社や現地法人も設立し、市場調査から、計画設計、開発施工、そしてセールスプロモーションやメンテナンス、コンサルティング等商業施設に関わる、ほぼ全ての工程にサービスを提供することが可能な体制を整え、近年上場を行った。
 創業からの一つの区切りとなる上場を行なったことで、クライアントは社会の公器として、次の成長フェーズを改めて考える必要があるとの決断を下した。その成長のためには、他分野で優れた功績を残してきた外部の経営経験者を招聘することが最適であると考え、エグゼクティブサーチに長い歴史を持つ弊社にその依頼を託された。

 上場企業は規模も大きく、ステークホルダーも多岐に渡る。そのような企業の次期社長を担うためには、様々な資質や経験が高水準で求められる。その中でもクライアントは、社内外に横断する複雑なプロジェクトで成果を残してきた候補者が、望ましいとの要望を持っていた。
 上記の要望は商社在籍者と親和性が高く、役員経験者や事業部長クラスは最適であると予想された。特に大手総合商社のエグゼクティブ層は、キャリア後半で子会社、関連会社のマネジメントに幅広い経験を有するため、クライアントのニーズを満たす蓋然性が高いと判断した。
 ただエネルギーや素材等のB to B産業の経験者は、分野や販路等が大きく異なるため、B to C産業で顕著な成果を挙げた候補者に限定してコンタクトを試み、上述の候補者との出会いとなった。

 候補者に真摯にこの案件の特性を伝えると、前向きに検討したいとの迅速な回答を頂いた。コミュニケーションを絶やさず説明、説得を続け、クライアントの最高責任者との面談を複数回設定すると、候補者は次第に関心を強くし、積極的に参加を望むようになる。
 今まで重ねてきた繊維・アパレルの経験と、クライアントのビジネスも融和性が高く、短期間に双方の大筋合意に至る。商社退職への時間や手続き的な障壁が残っていたが、弊社提携専門機関の助言を元に円滑に解決に至り、次期社長候補として正式に参画に導くことに成功した。
 現在、候補者は中期経営計画の策定プロジェクトを他の経営陣と共に担当し、次の成長へのグランドデザインを描くことを託されている。

電気電子・精密・半導体

役 職
開発担当部長
年 齢
50代後半 男性
コミット
技術系大手企業から、先端技術企業の基幹部材の開発担当責任者
  前 職 転職先
業 種 技術系大手企業  先端技術企業
役 職 開発職リーダー  開発担当部長

前職におけるまでの経験

 候補者は技術系大企業でプリンター及び映像デバイス分野に、一貫して研究職として携わる。キャリアの初期はプリンターの基幹デバイス開発に専従し、世界初の技術を盛り込んだ高速印刷機の量産化に成功。その後は部門責任者として映像デバイスの有機EL開発に着手し、印刷技術を応用した新製造プロセスを米国展示会で発表、民生機開発の先端技術者として高い評価を受ける。

転職前の状況

 同デバイスは最先端技術ではあったが低価格化や大量生産への目処がつかず、所属部門が分割売却され別会社への転籍を余儀なくされた。新会社でも部門再編や予算削減により開発に集中することが難しく、安定して研究開発に取り組むことができるフィールドへの転職を前向きに考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントはインクジェットプリンターに特化したローカルの先端技術企業である。
プリンターはインク合成に代表される化学系技術や、印刷の安定化や検査に用いる光学系技術、そして印刷を司るヘッド部分の機械工学技術やプロセス技術等、多岐に渡る総合的な技術力が求められる。それらを全て兼ね備えた企業は世界的にも数少ない。
 クライアントは創業以来、順次基幹部品の開発と量産化に成功しており、遂に中核部分のインクジェットヘッドの内製化に取り組もうとしていた。ヘッド部分の研究開発には、予算的にも人数的にも大きな開発規模が求められる。そのためには研究開発を主導し、効率的に部門を任せることのできる熟練の技術者が必要不可欠であり、弊社にそのサーチを託された。

 インクジェットのヘッド部分の開発部門は、上記の理由により技術系大企業にしか存在しない。該当する企業群は設備や予算等の研究環境や待遇が整えられているため、転職ニーズは殆どなく自然流出を望むのは難しかった。
 ただこの案件は景況のタイミングには恵まれていた。映像デバイス分野は国策の影響とコモディティ化による大きな不況期で、部門の吸収合併や統廃合が相次ぎ、雇用環境が急速に悪化していた。機会を逃さず対象部門への周到なコンタクトを試み、優れた当候補者との出会いとなった。
 候補者はインクジェットヘッド周辺に複数の特許を持つ優れた技術者で、整った開発環境に関心を示していたが、地方への転居を伴う初めての転職にはまだ心理的な壁が残っていた。

 迷いなく研究に邁進して頂くためにも、費用を負担し複数回クライアント企業への見学、面談の機会を設け、明確なイメージを持ってもらうことに力を尽くした。転職時期や待遇面でも適切に配慮し、当候補者の入社を導くことに成功した。
 技術系大企業からローカルの先端技術企業への転職であったが、すぐに環境に馴染み、現在はインクジェットヘッドの内製化にむけて開発部門の指揮を任されている。

流通・小売・商社

役 職
ジュエリー部門チーフ(課長代理)
年 齢
30代 女性
コミット
宝飾大手企業から、外資系通販企業のジュエリー部門のチーフへ
担当コンサルタント 中山 敬太
  前 職 転職先
業 種 宝飾大手企業  外資系通販大手企業
役 職 商品企画室マネージャー  ジュエリー部門チーフ(課長代理)

前職におけるまでの経験

 候補者はジュエリー業界の大手企業で営業部に所属し、店舗販売に従事。
 主力店舗数店でスタッフ、店長とキャリアを重ね、希望していた本社商品企画部に抜擢される。部内でも商材の仕入や納期管理、取引先との交渉で高い評価を受け、マネージャーを拝命。商品企画、生産計画の策定や実行を担当すると共に、ベンダーとの折衝や百貨店への出店、イベントの企画等、自社商材の総合的な販促やマネージメントに携わる。

転職前の状況

 現状には大きな不満はなかったが、業界及び自社への漠然とした閉塞感が生じていた。ジュエリー業界は最盛期から規模が3分の1にまで縮小し、廉価でアクセサリの要素の強いファッションジュエリーや、宝飾リファイン等新勢力の台頭にシェアを奪われ、大きな成長を期待できる環境ではなかった。
 また化粧品やレジャー等異分野とのコラボレーションや、新機事業を躊躇う保守的な社風にも危機感を持ち始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは通販業界の外資系大手企業である。日本進出も同業界の中では古く、自社制作スタジオを持ち、多くの魅力あるプログラムを地上波やBS、Web等幅広いチャンネルで展開し、売上や取扱商品数を急速に拡大していた。
 急増する取扱商品の中でも、ジュエリーはクライアントの主力商材である。規模の拡大に伴い、ジュエリーの専門知識をもったバイヤーやディレクターの慢性的な人材不足が続いていた。また求める人材のスキルや経験値として、通販業界の知見よりもジュエリー業界の経験を求めていたため、適材の登用は難航し弊社に解決を託された。

 ジュエリー業界は保守的で、人材の流動性は低く企業数も多くはない。該当企業に所属する適材の自然流出は皆無に等しく、長期に渡る困難が予想された。その状況を打開するために、転職意欲を明示していない人材に直接コンタクトを試みる、ヘッドハンティングが適していると判断した。求める企業群での経験値を持ったプレイヤーは極少数に限られるが、焦点が定まるという点はヘッドハンティングに有利に傾く。

 そして入念なリサーチを続け、特に適材だと確信できたのが当候補者である。周到に準備しコンタクトを試みたが、転職意思は薄く対面までには半年近い時間を要した。カジュアルな面談を続け候補者の仕事に対する希望やキャリアプランのカウンセリングを重ねると、今の会社と業務分野が近い化粧品分野にも携わりたいという第二の希望が浮かび上がってきた。
 奇しくもクライアントは短期的にはジュエリー部門の適材の充足を望んでいたが、長期的にはその人材に通販部門全般のマネージメントを託したいという希望もあり、その中には化粧品分野が重要分野として含まれていた。両者の希望はこの点において合致し、邂逅へのプロセスが進み始めた。

 サーチにおいてタイミングは最重要な要素の一つである。業界繁忙期であったため、両者の中間地点であるターミナル空港直結の会議室をリザーブし、可能な限り迅速な引き合わせを試みた。
 クライアントは当候補者のジュエリー部門で重ねてきた経験と同時に、独自のホスピタリティが社風に合うと高く評価。報酬4割増という異例の高オファーが提示され、候補者の転職を強く後押しした。
 現在候補者はジュエリー部門の次期統括を託され、将来希望分野に携わることが可能なキャリアプランを構築しようとしている。

流通・小売・商社

役 職
営業職(次期課長)
年 齢
30代後半 男性
コミット
繊維商社の百貨店担当チームのリーダーから、大手繊維商社のテキスタイルの次期責任者へ
担当コンサルタント 中山 敬太
  前 職 転職先
業 種 老舗繊維専門商社  老舗繊維専門商社
役 職 営業職  営業職(次期課長)

前職におけるまでの経験

 候補者は大手繊維商社で、百貨店向けブランドの営業として主にテキスタイル(生地)国内販売に従事。テキスタイルの販売を一手に手掛け高い評価を受ける。その効率的なルーティンを元に、彼を中心とした営業チームを構成し、若くてして現場の責任者を担う。

転職前の状況

 現状には大きな不満はなかった。ただ百貨店でのアパレルの売上は減少傾向にあり、候補者独力での収益拡大を望むのは困難な状況であった。またテキスタイル周辺の業務には、既に一定の満足感を得ていて、今後はODM(デザインや設計まで受託者側が行う生産形式)や、より消費者側に近い小売を手掛けてみたいという願望を密かに持っていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは糸や素材、製品等繊維業界をほぼ網羅している老舗大手商社である。二極化と斜陽傾向の激しい繊維業界の中では、高利益率と規模の拡大に成功している数少ない企業であったが、総売上高はやや停滞し、課題の一つとしてテキスタイル部門の強化が考えられていた。 
 その強化案に適した人材を探すことは簡単ではない。労働市場で専門的なテキスタイルの知見を有する人材は少なく、加えて繊維素材や製品での商社経験まで求めると、適材は皆無に等しい。自社による人材募集や、人材仲介業者では成果を上げることができず、弊社に解決を託された。

 弊社はサーチファームであり、転職意欲を明確に示してしない人材にコンタクトして、クライアントへの登用を試みる、所謂ヘッドハンティングという手法に長じている。
 この手法は労働市場に流れることのない、エグゼグティブクラスの人材や専門性の高い人材の獲得には、特に大きな効力を期待できる。
 ただヘッドハンティングには、より周到で慎重な事前準備が求められる。最適な人材選定のために業界及び人材のリサーチを続け、詳細なターゲットリストを策定。そして幾人かの適材候補に直接コンタクトを試みて、好感触を得ることができたのがこの候補者であった。

 当初、候補者は転職意欲がほぼなく、サーチに至るのはとても困難に思えた。それでも会話の端々から、繊維業界での長い経験による自負が垣間見えた。築いてきた大きな戦果があれば、将来に対しての思い入れも比例して大きくなる。
「その経験やスキルにふさわしい舞台が、現職にあるだろうか」という問い掛けを境に、候補者は転職という選択肢に向き合う。そしてクライアントの部門強化に、候補者が必要かつ最適であるという論理的説得を丹念に重ねると、次第にクライアントへの転職を前向きに考えるようになった。

 程なく設けられた面談の場では、候補者の願望である小売やODMの提案にクライアントも強く賛同し、転職を促すのに十分な好条件での待遇や職位を伴うオファーが提示された。
現在候補者はテキスタイル分野に精通したキープレイヤーとして、クライアントの次の攻勢に貢献しようとしている。

電気電子・精密・半導体

役 職
航空技術営業部
年 齢
50代 男性 および 40代 男性
コミット
大手航空関連企業からの複数サーチによる航空機器企業の技術営業部門の再強化
担当コンサルタント 加藤 千香子
  前 職 転職先
業 種 輸送機器企業 および 航空部材企業  航空機器企業
役 職 工場計画部部長 および 営業監督職係長  技術営業部門 部長職 および 課長職

前職におけるまでの経験

●一人目の候補者

 候補者は航空装備品の大手企業で、新卒から30年キャリアを重ねる。キャリア初期は研究開発を担当し、その後製造計画立案にも携わり欧州工場の所長も経験。帰国後、各地の工場も統括する技術営業職の部長として、海外からも表彰されるなど功績は高く認められた。

●二人目の候補者

 候補者は輸送機器の大手企業に入社し、設計開発部門からキャリアをスタート。チーフデザイナーとして油圧装備品の開発に責任者として携わる。その後は技術畑での経験を元に、営業部で新規開発案件開拓を担当し顧客企業倍増を達成、若くして営業企画監督職を務めた。

転職前の状況

●一人目の候補者

 欧州や米国工場を所管する部長職であるため、勤務が長時間かつ不規則な状態が長く続いていた。自身は心身共に健康ではあったが、介護支援が必要となりつつあった親族への対応に悩み、私生活との両立ができる企業への転職ニーズが生まれていた。

●二人目の候補者

 社内環境は恵まれていたが、製造計画等まで一貫して携わることは、大企業の細分化された部門構成では難しかった。また海外赴任を望んでいたが、営業企画部の監督職を務めている立場ではその機会を望むのは難しく、転職という選択肢を前向きに考えるようになっていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは国際的知名度も高い、数多くのトップシェアを持つ航空機器企業である。特に商品の品質、開発技術には定評があり、航空宇宙産業の品質保証規格も取得し、一層の商品開発力の強化に取り組んでいた。しかし海外顧客も含む受注業務を担当し、技術サポートまで一貫してマネージメントする、航空技術営業部の責任者の不在が続いていた。このため近年は新規チャネル開拓に難航し、新規商品企画にも悪影響が及び始め、弊社にその解決を託された。

 当初、クライアントの理想とする人材と、労働市場の現実には乖離が激しかった。同分野での研究開発や製造計画実績があり、海外を含む技術営業にも経験を持ち、今後数十年先まで任せることのできる人材となると皆無に等しく、相当の困難が予想された。
 しかし、クライアントが本当に求めているものは、人材そのものではなく、人材によって同部門を再構築することである。その原点から検討を重ね、全てを兼ね揃えた一人ではなく、補い合う二人の責任者を求めるのが現実的な最適解だと考えた。求める経験を積んだ熟練の責任者(部長相当職)と、その責任者と協力し、今後数十年先を任せることのできる、次世代の責任者(課長相当職)。このような二人の人材による航空技術営業部の再強化案をクライアントに提案し、快く賛同を得ることができた。

 二人という選択肢に切り替え、現実的な人物像が定まると、前述した二名の候補者との出会いに時間はかからず、両名とも一度の面接で好条件でのオファーが提示された。
 現在、部長職相当で入社した候補者は、クライアント商材のワールドワイドでのチャネル開発と部門のマネージメントに取り組み、課長職相当の候補者は希望だった海外経験を積みながら、次世代の役員候補として研鑽を重ねている。

流通・小売・商社

役 職
店舗開発
年 齢
40代前半 男性
コミット
コンビニエンス大手企業の店舗開発職から、外食大手企業の店舗開発職の責任者
担当コンサルタント 川口 智明
  前 職 転職先
業 種 小売  外食
役 職 小売店舗開発職  外食店舗開発課長職

前職におけるまでの経験

 候補者は15年間、コンビニエンス業界で複数の企業に従事し、00年代の膨張する同業界での出店競争を通じ、店舗開発、店舗管理の現場のキャリアを積む。
 特にキャリア前半の首都圏における新規店舗開発では高い成果を挙げ、その後は関西エリアを中心にマーケティングや立地市場調査、賃貸契約交渉等の新規店舗開発に総合的に携わり、FC契約も含め70件以上の新規出店の経験を重ねた。

転職前の状況

 前職企業は激化する競合他社との競争に劣勢を強いられて、業界の主導権争いからは撤退。候補者は地方担当に配置換えとなる。地方での担当業務は、新規出店の機会は少なく、既存店管理に偏重することを余儀なくされた。私生活では家族共々、地方の生活に馴染みつつあったが、ビジネスとしての停滞を感じ始める。再びスピード感の伴う新規店舗開発に携わりたいという希望が、潜在的な転職ニーズを温めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは急成長を続ける外食チェーン業界の大手企業である。外食業界は90年代後半を境に漸減傾向を続け、その傾向は郊外や地方エリアで特に強い。
 都市中心部の小型店舗展開に注力した当クライアントは、数少ない外食業界での成長企業であったが、同時に店舗開発の人材は慢性的に不足していた。特に駅隣接エリアでの小型店舗開発の適任者探しは難航し、弊社にその解決を託された。

 確かに外食業界の店舗開発経験者は、郊外ロードサイドの大型店舗開発経験者は散見されたが、正反対の駅隣接エリアでの小型店舗開発となると、熟練者は皆無に等しかった。
 しかし、駅隣接エリアでの小型店舗開発は、コンビニエンス業界と類似点が多い。またクライアントの求める新規出店ペースの速さという点でも、膨張期のコンビニエンス業界の店舗開発経験者なら、問題なく即戦力と評価できると判断し、クライアントにも同意頂いた。そして弊社がこれまでコンタクトした方々の中で、コンビニエンス業界の店舗開発経験者にコンタクトを求め、優れた当候補者との出会いとなった。

 ただ候補者の家族は、その地方に既に根付きつつあり、単身赴任が予測される転職には様々な困難が予想された。弊社としても、クライアントとの条件面での折衝はもちろん、候補者の不安や懸念点を常に把握することを常に意識し、複数のコンサルタントによるチームプレイで双方のサポートに努め、機会を逃すことなく引き合わせの機会を得た。

 クライアントは候補者の築いてきた経験やスキルセット、キャラクタを高く評価。新規店舗開発を担当する責任あるポジションでのオファーが、一度の面接で提示された。
 現在当候補者は業界を変え、再び新規店舗開発を担当し、クライアント企業の次への成長へ貢献しようとしている。

自動車・機械・重電

役 職
次期カントリーマネージャー
年 齢
40代前半 男性
コミット
外資系大手二輪車企業のマーケティングマネージャーから、外資系大手リクリエーション車両企業の次期国内カントリーマネージャー
担当コンサルタント 小林 真紀
  前 職 転職先
業 種 外資系大手二輪車企業  外資大手リクリエーション車輌企業
役 職 マーケティングマネージャー  次期カントリーマネージャー

前職におけるまでの経験

 候補者は米大手自動車企業、国内大手自動車企業、独大手自動車企業と、自動車業界でマーケティングのキャリアを重ね、高い評価を受ける。自動車業界に一定の達成感を感じていた候補者は、米大手二輪車企業のマーケティングに職を転じる。

転職前の状況

入社した米大手二輪車企業は、自動車業界とは風土がかなり異なり、商品を売ることより、文化を売るという要素が濃い。正規ディーラーを教育訓練し、自社商品への見識を深めることが重要な販売戦略であった。
 そのチャネルに自社商材の持つ独自の文化を伝えるために、全国的な試乗イベントや同好のイベントの開催を提案するなど、候補者はブランディングの向上に取り組む。斬新で困難な試みではあったが、数年が経過し一定の効果を挙げ始めていた。しかし米本社の命により、候補者に海外赴任の転勤辞令が下る。

当社からのアプローチ

 クライアントはリクリエーション系車輌の世界的企業である。日本国内では冬季はスノーモービルを販売し、夏季には水上バイクを主に販売しているが、公道走行可の商材はなかった。新たに普通免許を持っている一般の人々にも販路を広げるため、公道を走る三輪オートバイの導入を決断する。それに伴い、国内販売戦略を立案する責任者の選任が、急務の課題として浮上した。その責任者には、次期日本国内の最高責任者としての期待もあり、その人選を弊社に託された。

 この案件はかなりの困難が、当初から想定された。これほどの重責の責任者は、一般的には同業他社からのサーチが適するが、三輪を扱う大手企業は、国内には不在と言ってよい。
 近い業界として四輪車の業界が想定されたが、代理店システムなどの文化が似ている二輪車業界に、人材探索の活路を求めた。蓄積した人材プールの中に幾人か適任者がいたが、その中で最適だと直感が走ったのが当候補者であった。

 ただ接触した時点では、彼の転職の意思は皆無であった。我々にとって幸運だったのは、それからほどなくして、海外赴任を告げられた候補者が、一転して転職に前向きになったことだった。クライアントに推薦し、彼が面談を進めると、ほどなくオファーが提示される。
 しかし四輪二輪、国内外資と幅広いキャリアを積んだ当候補者は希少な人材であり、ほぼ同時期に伊大手自動車企業からも、特別待遇での誘いがあった。
これに対抗するため、求める人物像、キャリア、職責をクライアントと再確認し、彼以上の人材は得ることができないとの結論をクライアントと共有し、それによってコンペティターを上回る待遇と、明確な想定役職が再提示され、当候補者の入社を導くことに成功した。

 当候補者は入社後即、世界戦略会議に日本代表として参加。本邦初導入の三輪車のマーケティングを担い、次期国内最高責任者として、クライアント内で存在感を高めている。