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電気電子・精密・半導体ELECTRICAL AND ELECTRONIC
PRECISION / SEMICONDUCTOR

電気電子・精密・半導体

役 職
開発担当部長
年 齢
50代後半 男性
コミット
技術系大手企業から、先端技術企業の基幹部材の開発担当責任者
  前 職 転職先
業 種 技術系大手企業  先端技術企業
役 職 開発職リーダー  開発担当部長

前職におけるまでの経験

 候補者は技術系大企業でプリンター及び映像デバイス分野に、一貫して研究職として携わる。キャリアの初期はプリンターの基幹デバイス開発に専従し、世界初の技術を盛り込んだ高速印刷機の量産化に成功。その後は部門責任者として映像デバイスの有機EL開発に着手し、印刷技術を応用した新製造プロセスを米国展示会で発表、民生機開発の先端技術者として高い評価を受ける。

転職前の状況

 同デバイスは最先端技術ではあったが低価格化や大量生産への目処がつかず、所属部門が分割売却され別会社への転籍を余儀なくされた。新会社でも部門再編や予算削減により開発に集中することが難しく、安定して研究開発に取り組むことができるフィールドへの転職を前向きに考え始めていた。

当社からのアプローチ

 クライアントはインクジェットプリンターに特化したローカルの先端技術企業である。
プリンターはインク合成に代表される化学系技術や、印刷の安定化や検査に用いる光学系技術、そして印刷を司るヘッド部分の機械工学技術やプロセス技術等、多岐に渡る総合的な技術力が求められる。それらを全て兼ね備えた企業は世界的にも数少ない。
 クライアントは創業以来、順次基幹部品の開発と量産化に成功しており、遂に中核部分のインクジェットヘッドの内製化に取り組もうとしていた。ヘッド部分の研究開発には、予算的にも人数的にも大きな開発規模が求められる。そのためには研究開発を主導し、効率的に部門を任せることのできる熟練の技術者が必要不可欠であり、弊社にそのサーチを託された。

 インクジェットのヘッド部分の開発部門は、上記の理由により技術系大企業にしか存在しない。該当する企業群は設備や予算等の研究環境や待遇が整えられているため、転職ニーズは殆どなく自然流出を望むのは難しかった。
 ただこの案件は景況のタイミングには恵まれていた。映像デバイス分野は国策の影響とコモディティ化による大きな不況期で、部門の吸収合併や統廃合が相次ぎ、雇用環境が急速に悪化していた。機会を逃さず対象部門への周到なコンタクトを試み、優れた当候補者との出会いとなった。
 候補者はインクジェットヘッド周辺に複数の特許を持つ優れた技術者で、整った開発環境に関心を示していたが、地方への転居を伴う初めての転職にはまだ心理的な壁が残っていた。

 迷いなく研究に邁進して頂くためにも、費用を負担し複数回クライアント企業への見学、面談の機会を設け、明確なイメージを持ってもらうことに力を尽くした。転職時期や待遇面でも適切に配慮し、当候補者の入社を導くことに成功した。
 技術系大企業からローカルの先端技術企業への転職であったが、すぐに環境に馴染み、現在はインクジェットヘッドの内製化にむけて開発部門の指揮を任されている。