大学卒業後から約16年間、厚生労働省の登録検査機関の食品検査を行う団体で主に食品の安全性検査に関わる業務に従事。検査業務の現場での仕事から、営業窓口に至るまで担当し、幅広い折衝で能力を発揮してきた。
その後食品通関業で食品の輸出入と販売を担当し、さらに行政対応の知見を深め、次の流通小売業では食品安全部でマネジャー、ダイレクターを経験。3名〜10名までのマネジメントと、組織の業務分析・整理、部内の組織改革を推進してきた。
食品・消費財FOOD / CONSUMER GOODS
食品・消費財
- 役 職
- フードセーフティ部門シニアマネージャー
- 年 齢
- 40代男性
- コミット
- 大手流通小売業から食品専門商社のフードセーフティ統括へ

前 職 | 転職先 | |
---|---|---|
業 種 | 流通小売業 | 大手食品専門商社 |
役 職 | 食品安全部マネジャー兼ダイレクター | フードセーフティ部門シニアマネージャー |
前職におけるまでの経験
転職前の状況
前職では食品安全部マネジャーとして力を発揮してきたが、部にダイレクターが不在となり、そちらも兼任。業務の難易度は高く多忙を極めたが、見事マネジメントと組織改革を両立させ、さらにプライベートブランド(PB)・ダイレクトインポート(DI)商品の推進、配送センターのGFSI認証取得、E-commerce事業の立ち上げ、HACCPの全店舗導入など、多方面で存分に力を発揮していた。
しかし、前職が買収等の変化で組織を保つことが難しくなり、今後力を発揮していけなくなる可能性を感じた候補者は、当社のアプローチをきっかけに転職を検討。これまで経験してきた仕事をすべて活かせるポジション、グローバルのフードセーフティ部門責任者としての仕事を遂行できる企業に魅力を感じていた。
当社からのアプローチ
クライアントはグローバルに加工食を販売する、100年以上の歴史を持つ老舗の大手企業。自社生産はないものの、PBでのブランドは保有している。グローバル展開をしている同社にとって、協力会社が作った食品に問題があった場合のリスクが非常に大きいこと、今後飛躍的に成長するためには、フードセーフティの高水準化が欠かせないと考えていた。
当社はまず、流通小売でPB商品展開を行っている企業の品質管理責任者を候補と考え、適切と判断した複数の企業を選定。なかでもグローバル展開をしている企業の品質管理部門にアプローチしようと計画した。
当時候補者が勤める企業は売却の話が出ており、社内が安定していないことを知った当社は責任者をヘッドハンティングすることを決意。
候補者ともスムーズに話が進んだものの、前職は一般よりも待遇水準が高い企業であったため、一時的な待遇の落ち込みが障害になった。しかし早期退職制度の実施が決まるまで時期を遅らせたことで、待遇面をカバーすることができた。
最終的な年収はアトラクト寄与のためにも1割ほどの増加。また、ポジションは前職のマネジャー兼ダイレクターから、フードセーフティ部門シニアマネージャーへとキャリアアップできた。
食品安全の現場から顧客対応、輸出入販売、部のマネジメント、組織の立ち上げ、配送システムやE-commerce事業の立ち上げなど、豊富な経験を持つ候補者は現在、国内のフードセーフティの責任者として大きな期待をされている。
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