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流通・小売・商社DISTRIBUTION / RETAIL
TRADING COMPANY

流通・小売・商社

役 職
営業職(次期課長)
年 齢
30代後半 男性
コミット
繊維商社の百貨店担当チームのリーダーから、大手繊維商社のテキスタイルの次期責任者へ
担当コンサルタント 中山 敬太
  前 職 転職先
業 種 老舗繊維専門商社  老舗繊維専門商社
役 職 営業職  営業職(次期課長)

前職におけるまでの経験

 候補者は大手繊維商社で、百貨店向けブランドの営業として主にテキスタイル(生地)国内販売に従事。テキスタイルの販売を一手に手掛け高い評価を受ける。その効率的なルーティンを元に、彼を中心とした営業チームを構成し、若くてして現場の責任者を担う。

転職前の状況

 現状には大きな不満はなかった。ただ百貨店でのアパレルの売上は減少傾向にあり、候補者独力での収益拡大を望むのは困難な状況であった。またテキスタイル周辺の業務には、既に一定の満足感を得ていて、今後はODM(デザインや設計まで受託者側が行う生産形式)や、より消費者側に近い小売を手掛けてみたいという願望を密かに持っていた。

当社からのアプローチ

 クライアントは糸や素材、製品等繊維業界をほぼ網羅している老舗大手商社である。二極化と斜陽傾向の激しい繊維業界の中では、高利益率と規模の拡大に成功している数少ない企業であったが、総売上高はやや停滞し、課題の一つとしてテキスタイル部門の強化が考えられていた。 
 その強化案に適した人材を探すことは簡単ではない。労働市場で専門的なテキスタイルの知見を有する人材は少なく、加えて繊維素材や製品での商社経験まで求めると、適材は皆無に等しい。自社による人材募集や、人材仲介業者では成果を上げることができず、弊社に解決を託された。

 弊社はサーチファームであり、転職意欲を明確に示してしない人材にコンタクトして、クライアントへの登用を試みる、所謂ヘッドハンティングという手法に長じている。
 この手法は労働市場に流れることのない、エグゼグティブクラスの人材や専門性の高い人材の獲得には、特に大きな効力を期待できる。
 ただヘッドハンティングには、より周到で慎重な事前準備が求められる。最適な人材選定のために業界及び人材のリサーチを続け、詳細なターゲットリストを策定。そして幾人かの適材候補に直接コンタクトを試みて、好感触を得ることができたのがこの候補者であった。

 当初、候補者は転職意欲がほぼなく、サーチに至るのはとても困難に思えた。それでも会話の端々から、繊維業界での長い経験による自負が垣間見えた。築いてきた大きな戦果があれば、将来に対しての思い入れも比例して大きくなる。
「その経験やスキルにふさわしい舞台が、現職にあるだろうか」という問い掛けを境に、候補者は転職という選択肢に向き合う。そしてクライアントの部門強化に、候補者が必要かつ最適であるという論理的説得を丹念に重ねると、次第にクライアントへの転職を前向きに考えるようになった。

 程なく設けられた面談の場では、候補者の願望である小売やODMの提案にクライアントも強く賛同し、転職を促すのに十分な好条件での待遇や職位を伴うオファーが提示された。
現在候補者はテキスタイル分野に精通したキープレイヤーとして、クライアントの次の攻勢に貢献しようとしている。