転職活動をして内定を取り、いよいよ新しい会社に移るというタイミングで、会社からオファーレター(雇用条件提示書)を受け取った経験のある方もいらっしゃると思います。オファーレターはもともと外資系企業が発行してきた書面ですが、最近はわが国でも雇用条件の提示が厳密に求められるようになり、雇用条件提示書として目にすることが増えてきました。欧米では古くから活用されている書面で、会社として候補者や求職者の雇…
社長コラム一覧COLUMN
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第69回2022.05.27
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第68回
私ども東京エグゼクティブ・サーチ(TESCO)のコンサルタントやスタッフがヘッドハンティングでお付き合いする方々のなかに医師のフィールドがあります。TESCOは日本で最初に医師の紹介を始めた歴史を持っており、これまで多くの医療従事者と医療機関に貢献してきました。医師のみなさまは独創的でユニークな世界観をお持ちの方が多く、人材紹介においても学ぶことが多いと感じています。
医師や看護師は大都…2022.05.13 -
第67回
前回のコラムで日本の人材紹介の料率が高いことと、その要因についてご理解いただけたと思います。今回は料率がこれからどうなっていくのか、見通しを述べさせていただきます。結論から申し上げると、今後5~10年くらいは現状維持で推移し、その後は急速に二極化が進むでしょう。料率は高額か低額かの両極端になると考えています。
前回、私は料率が上昇傾向にあると書きました。これはなぜかというと、ひと…2022.04.27 -
第66回
日本におけるヘッドハンティングの料率は、初年度年収の30~35%が標準となっています。この料率は世界でもトップクラスの高さです。なぜ日本でヘッドハンティングの料率が高いのか、ご存知でしょうか。このテーマに関心を持たれるのは求人企業または採用や人事を担当する方々だと思います。仕事を探している求職者にはあまり関係ないことですが、知っていて損はないと思います。
日本の人材紹介の料率は世界…2022.04.15 -
第65回
前回の中編では、社長をめざすビジネスパーソンの準備や資質として、ソフト面の5項目を挙げました。それは(1)人の嫌がることを進んでやる、(2)心身の健康状態を常に維持する、(3)他人の幸せを喜び、不幸を悲しむ、(4)仕事以外の趣味をひとつ持ち、そこでアマチュアのトップレベルになる(5)部下の面倒をよく見る、というものでした。
この後編では引き続き(3)の「他人の幸せを喜び、不幸を…2022.03.24 -
第64回
経営者をめざすビジネスパーソンへ(中編)
前編では経営者をめざす方のために、ハード面としてキャリアやスキルについてお話ししました。中編と後編ではそれと同じくらい重要な「内面的な部分」にスポットを当て、ソフト面として言及してみたいと思います。ここにはハード面と重複する要素もありますが、それだけ大事なものを含んでいるとご理解ください。
さて、経営者をめざすビジネスパ…2022.03.16 -
第63回
私どもTESCOは上級管理職のサーチをボリュームゾーンとして手掛けさせていただいております。そのなかでは事業再生や後継問題を担う社長など、経営トップのサーチも恒常的に経験しています。これらは必ずしもビジネスパーソンすべてになじみのあるものではありません。こうした案件を取り扱っていると「今のところ社長に就任する気はないが、いつかは社長をやってみたい」という、良い意味での野心を持ってキャリアアップに貪…
2022.03.07 -
第62回
以前、このコラムでレファレンスチェックの解説をしたことがあります。今回は独特なノウハウを持っている専門家による採用調査の現場についてご紹介してみたいと思います。レファレンスチェックは採用候補者が指名した前職の上司や同僚などにインタビューし、その働きぶりや性格などを確認するものでした。候補者が指名する調査ですから、ある意味で評価はゆるいものになる傾向があります。その一方で採用調査となると、かなり…
2022.02.08 -
第61回
以前、このコラムでレファレンスチェックの解説をしたことがあります。今回は独特なノウハウを持っている専門家による採用調査の現場についてご紹介してみたいと思います。レファレンスチェックは採用候補者が指名した前職の上司や同僚などにインタビューし、その働きぶりや性格などを確認するものでした。候補者が指名する調査ですから、ある意味で評価はゆるいものになる傾向があります。その一方で採用調査となると、かなり…
2022.01.13 -
第60回
従業員の競合企業(同業他社)への転職を容易に認めたくないのは使用者にとって当然のことといえます。しかし日本は法治国家で、憲法には「職業選択の自由」があり、それが大原則としてすべての法令に優先します。したがって競業避止という条件を前提とした雇用関係であっても、最終的には裁判で従業員の競業への転職は認められることが多く、結果的に従業員が保護されているということを前回ご説明しました。
2021.12.28第59回今回はヘッドハンティングの現場で起きるリアルなエピソードを取り上げてみたいと思います。この業界では日常的にいろいろな切り口のドラマと出会いますが、よく直面するのは競業避止の問題です。これは特に技術者の方によくある話なのですが、入社時に「競合他社に転職しない」という誓約書にサインさせられた方も多いのではないでしょうか。いわゆる競業避止という取り決めです。これは技術者ばかりでなく、上級管理職の方で…
2021.12.15第58回今回は、前回のコラム「動くのが億劫な“ゆでがえる”になるな」をお読みいただいたという前提で書かせていただきます。私は現在、個人が副業を持つことを積極的におすすめしています。副業にはキャリア形成上のメリットがあるとか、本業以外の余暇で自己を充実させるとか、純粋に金銭的なプラスを得るとか、いろいろな目的があります。副業の価値観は人それぞれですので、あえて論評することはありません。私が副業を推奨するの…
2021.11.23