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社 長 コ ラ ムCOLUMN

第6回
2016.06.10

TESCO流「五者」で一流のヘッドハンターになる

欧米では弁護士、医師、サーチコンサルタントが尊敬される職業とされ、いずれも先生と呼ばれています。それに比べると日本におけるヘッドハンターの地位はまだまだですが、それでも周囲から尊敬される人間的魅力は必要不可欠といえるでしょう。私は一流のヘッドハンターになるためには「正直」、「謙虚」、「誠実」でなければならないと考えています。

普通、ビジネスマンはスキルが重視されます。金融系であれば金融商品や経済の知識が求められますし、物販系であれば商品知識やサービスが重視されます。しかし、ヘッドハンターはモノを売っているのではありません。人様の仲介をする以上、やはり「正直」、「謙虚」、「誠実」といった人間性で信頼を得ていくことが大事になります。

その人間性という基盤の上に、東京エグゼクティブ・サーチでは5つの能力を開花させることで優秀なヘッドハンターを輩出してきました。社内で「五者」と呼ばれ、推奨されている5つの能力についてご紹介しましょう。

『五者』

●医者
企業を正確に診断し、処方箋を書く能力。
●学者
基礎的かつ学問的なアプローチをする能力。
●芸者
遊び心で人を喜ばせ楽しませる能力。
●商者
営利企業として利益を追求する能力。
●宗者
人知を超えた説得力を発揮する能力。

この「五者」については特に解説はいらないと思います。一流のヘッドハンターをめざす方はぜひこの5つの能力を意識して仕事をしてみてほしいと思います。いや、ヘッドハンターにとどまらず、一流のビジネスマンにも通じるかもしれません。

せっかくですから、もうひとつ、私ども東京エグゼクティブ・サーチで、ヘッドハンターとして備えておくべき基本的要件をご紹介しておきます。

『3マメ』
手マメ、足マメ、口マメ

『3配り』
目配り、気配り、心配り

『3マメ』にあるように何事もマメであることが大事です。「手マメ」でデスクワークやコミュニケーションをきちんとこなし、「足マメ」でフットワーク軽く訪問し、「口マメ」で説明や会話を充分にすること。どれもあたりまえのことですが、おろそかになりがちです。

そして『3配り』にある「目配り」は相手や周囲への観察に基づく配慮のこと。次の「気配り」と「心配り」は似ていますが微妙に違います。気配りは相手のためになる配慮で、それはひいては自分のためにもなります。一方の「心配り」は自分の利益になろうと不利益になろうと関係なく、相手と一心同体になれるような深い関係での配慮を意味しています。

私どもTESCOは『五者』、『3マメ』、『3配り』といった基本的要件を心に銘じながら、日々の業務に取り組んでいます。これが一流のヘッドハンターになる王道だと考えています。