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社 長 コ ラ ムCOLUMN

第7回
2016.07.07

ヘッドハンターは普段どんな仕事をしているか

ヘッドハンターの日々の行動は、一般の方々にあまり知られていないと思います。そこで今回はごくスタンダードな例を挙げながら、ヘッドハンターの仕事をご紹介してみましょう。

私たち東京エグゼクティブ・サーチ株式会社のようなサーチコンサルタント会社(ヘッドハンター集団)は、お客さま(企業・団体等)からご依頼を受け、必要とされる人材を仲介しています。お客さまがどういうルートで私たちにコンタクトしてくるかというと、それは千差万別です。東京エグゼクティブ・サーチの場合は、以前ご利用いただいたお客さまからのリピート率が高いのが特長で、その比率は約75%になります。他にはホームページからのアクセス、ヘッドハンター自身の人脈、多種多様なクチコミなどがあります。

ヘッドハンターは常にいくつかのプロジェクトを併行して抱えています。彼らにとって人と会うことが重要な仕事ですが、それ以外に人を探す時間も必要です。探す作業はデスクワークであったりフィールドワークであったりしますが、おおむね次のように進行します。

ある人材を探すとなったら、その人材と企業について仮説を立て、ふさわしいと思われる50名の候補者リストを作成します。これをお客さまに提示してから、各候補者にアプローチします。ここで会える確率は約50%で、約25名に会うことになります。面談の結果、現職を動きたくない方や企業とキャラクターが合わない方などを外します。こうして候補者を絞りこみ、25人中5人程度を最終候補としてご提案します。その後はお客さまが候補者をインタビューすることになります。しかしヘッドハンターの仕事はここで終わりではありません。私たち東京エグゼクティブ・サーチの場合は入社後のフォローまで行いますので、お付き合いは長期にわたり続きます。

この流れを知ると、ヘッドハンターが日々こなしている仕事が、おぼろげながら見えてくるのではないでしょうか。コツコツと人を探す。綿密な調査をする。候補者をリストアップし、コンタクトし、すぐに面会できない場合はメールやSNSでやりとりする。候補者と会って話す。お客さまに候補者を提案する。ヘッドハンターはこうした業務に日々取り組んでいるのです。もちろん企業研究などにも余念がありません。

ヘッドハンターは1日平均3~5名の人と会います。面談の場所もホテルでのブレックファーストであったり、就寝前の自宅であったり、相手の事情に合わせてさまざまなケースがあります。それらに対応するため、ヘッドハンターは直行・直帰が多くなりますし、勤務体系もフレックスタイムをさらに緩め、自由度を高めるようにしています。このようにヘッドハンターは多忙な日々を送っているのです。