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社 長 コ ラ ムCOLUMN

第8回
2016.09.06

ホワイトカラーとゴールドカラー

私たち東京エグゼクティブ・サーチ株式会社は、その名のとおりエグゼクティブを対象としたサーチ・ビジネス、いわゆるヘッドハンティングを展開する企業です。ここでいうところのエグゼクティブとは経営者、取締役、管理職クラスをイメージしています。

私たちが接触する方々はエグゼクティブであると同時に、ホワイトカラーと呼ばれるスタイルで仕事をしてきた方々がほとんどです。ホワイトカラーは直訳すれば「白い襟」ですが、その定義は国や地方によって微妙に異なるようです。日本では一般的に次のようなイメージがあるのではないでしょうか。

・ホワイトカラーはオフィスで勤務している。
・スーツを着用し、冬季はネクタイ、夏季はクールビズ。
・頭脳を使って仕事をする。

これらのイメージはごくありふれたものですが、ホワイトカラーの実像をほぼ的確に表現しているように思います。オフィス街を見渡せば、たくさんのホワイトカラーが仕事をしています。そして、そのホワイトカラーの中には、ごく稀に他を凌駕する人材が隠れているのです。

東京エグゼクティブ・サーチはヘッドハンティングのパイオニアとして40年以上の歴史を持ちますが、その経験からホワイトカラーを超越した優れた人材と出会うことがあります。その人材は超一流のトップエグゼクティブであり、ごく限られた存在です。経営者であり、役員であるからには、その業界の高度な専門性を身につけていることは当然です。そして経営手腕も抜きん出ていて、人間的な魅力にもあふれています。私たちTESCOは、その限られた希少な存在のことをゴールドカラーと呼んでいます。それは一流企業、大企業のマネジメントができ、数万人の社員を率いてビジネスを展開していける稀有な人材のことです。

私たちTESCOがゴールドカラーと呼ぶ方々をよく観察してみると、いくつかの共通項が見つかります。そのうちのひとつに、玄人並みの趣味をひとつふたつ持っているということがあります。文化、芸術、スポーツなど何でもよいのですが、プロと伍することのできる趣味を持っているのです。これは面白い共通項だと思います。

猛烈な仕事人間というのはビジネスマンとしてもちろん素晴らしいのですが、仕事で100%忙殺されるのではなく、遊び心や文化的な嗜好などで、人間的魅力の背景を形成することも大事だと思います。そこでTESCOでは人物の評価基準として「玄人並みの趣味を持っているか」という項目を採用するようになりました。

では私たち東京エグゼクティブ・サーチがゴールドカラーと呼ぶ超一流のトップエグゼクティブには、他にどのような特性があるのでしょうか。私はゴールドカラーには7つの共通項があると考えています。次回はゴールドカラーに見る7つの共通項についてお話ししたいと思います。